浜松・磐田 木材は月齢伐採、葉がらし乾燥、天然乾燥にこだわっています

渋谷建築
木材へのこだわり

木材へのこだわり Commitment to wood

地元育ちの良質木材を適材適所に

木材へのこだわり

「一生涯を共にする住まいだからこそ、集成材や合板のような木材を多用することを避けるべき」と渋谷建築は考えます。使う木材は、日本三大人工美林の天竜材。天然乾燥を施した良質な木材を一本一本吟味して使用します。
樹齢70年以上経過した良質な木は、木材となってもよい「気」を放ち、何世代にも渡り家族を守ります。こうした気持ちが次世代につながる森林を育て、生態系の好循環を生み出します。

渋谷建築は伐採からこだわる 木材が出来るまで

渋谷建築は“丈夫で良質な木材”をつくるために、伐採時期からこだわっています。9月~2月の新月期に伐採し、時間をかけて「葉がらし乾燥」させ製材後、さらに「天然乾燥」でゆっくり時間をかけて木材を乾燥させます。人工乾燥よりも時間がかかりますが、木本来の良さとその丈夫さ、快適さを引き出すためには欠かせない弊社のこだわりです。

  1. 月齢伐採木材工程1

    月齢伐採

    9月~2月の新月期

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  2. 葉枯らし乾燥木材工程2

    葉枯らし乾燥

    伐採後、杉は3ヶ月

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  3. 天然乾燥木材工程4

    天然乾燥

    屋外で半年、屋内で半年

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  4. 出荷木材工程5

    出荷

    「建てる家」へ

月齢伐採

伐採は9月~2月の新月期に行います
伐採

自然界のあらゆるものは太陽と月の影響を受けています。木も当然のこと影響を受けています。「新月」(月が空にない時期)に伐採するのがいいという話は、世界の色々な地域に伝わってきました。世界最古の木造建築物の法隆寺やヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」も新月の木が使われているといいます。

伐採時期(9月~2月)

伐採時期には適切な時期があります。

昔から冬季(地域によるが9月~2月ぐらい)に伐採するのが当たり前でした。冬季は木の成長の勢いが止まるのに対し、他の時期は木が大量の水分や養分をすいあげていて、その水分や養分が後の木材に悪影響(狂い・割れ・カビ等)を与えるからです。

3月~8月は水分が満ちていて含水率が高く、9月~2月は含水率が低いので乾燥させやすくなります。

伐採

新月期には水の吸い上げが減少 腐りにくく・カビにくい・狂いにくく、さらに色ツヤと香りのよい丈夫で良質な木材に

新月期(月が空にない時期)

昔から月の満ち欠けによって農作物や漁業の収穫に影響を受けてきました。木も月のリズムに大きな影響を受けているのです。

新月期

約15日の周期で繰り返される満月と新月。
新月期には水の吸い上げが減少し、木の表皮に近い部分でカビや腐朽菌の餌になるデンプンなどの栄養分が、それらを寄せ付けないフェノール成分へと変わっていくのです。ですから、腐りにくく・カビにくい・狂いにくい特徴を持ち、さらに色ツヤと香りのよい丈夫で良質な木材になります。

新月期は植物として停滞期に入るのでデンプン質は少なくなり、腐りにくくカビにくくなります。

新月期に伐採するメリット

  • 腐りにくく・カビにくい・狂いにくい
  • 色ツヤと香りのよい
  • 丈夫で良質な木材になる

葉がらし乾燥

乾燥期間は杉は3ヶ月以上ヒノキは1ヶ月ほど

収縮が少ない安定した木材に

伐採場所で葉枯らし乾燥

伐採後に杉は3ヶ月以上、ヒノキは1ヶ月ほど伐採場所で葉枯らし(自然乾燥)を行います。時間をかけてゆっくりと乾燥させることにより色・艶・香りが増します。収縮が少ない安定した木材になります。

画像は伐採後、葉枯らしの様子。杉は3ヶ月以上、ヒノキは1ヶ月程度を目安にして、枝払いをせず、葉をつけたまま山中で乾燥させます。

葉枯らし乾燥のメリット

  • 軽くなり運搬経費、CO2削減に貢献
  • 色、艶、香りが良くなる(フェノール成分の影響)
  • カビ、腐りに強くなる
  • 反り、狂いが少なくなる

天然乾燥

乾燥期間は屋外で半年、さらに屋内で半年
天然乾燥

科学燃料を使用して人工的に短時間で強制乾燥させる人工乾燥の木材が一般的に市場に出ています。見た目は表面に割れが無く綺麗に見えます。しかし高温で乾燥された木材は繊維の粘りがなくなってしまいます。

天然乾燥は屋外で半年、もう半年を屋内でゆっくりと乾燥させて含水率を25%以下に

天然乾燥は屋外で半年、もう半年を屋内でゆっくりと乾燥させて含水率を25%以下に下げていきます。人工乾燥にはない、木が本来もつ粘りや香り、艶を残しつつ、最も大切な油分を保つ事ができます。これは家の寿命にもかかわることです。木の性質を変えてしまい、エネルギーも使う人工乾燥よりも「天然乾燥」こだわる理由です。

天然乾燥は屋外で半年、もう半年を屋内でゆっくりと乾燥

天然乾燥のメリット

  • 乾燥におけるCO2排出はほぼゼロ
  • 内部割れの可能性における強度的不安はなし
  • 色・艶・香りが良い(フェノール成分の流出を防ぐ)

人工乾燥した木材と天然乾燥した木材の比較

天竜材

日本三大人工美林の天竜材。
この天竜材は浜松市天竜区、90%が森林という豊富な森林資源に恵まれた地域で育ちました。天竜川流域は温暖で雪害が少なく恵まれた気候だと言われています。この気候のおかげで天竜の木々は根曲がりが少なく、まっすぐで節も少ないという優れた特徴を持ちます。その上、天竜材は赤身が多くて粘りが強く強度もある、と言われるように油分を多く含んでいます。

木材の国内自給率は30%ほどしかありません。木材資源が豊かなのに使われていないのが現状です。エネルギーや輸送コストを使わずに地元に良質の木材があるのです。山は使われることで循環し、さらに豊かになっていきます。国産材それも天竜材を使っていくことが将来のためになると考えています。

天竜材 伐採ツアー
写真は伐採ツアーの様子

助成金のご案内

【浜松市】天竜材の家/百年住居る事業(地域材利用推進事業)

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ringyou/shinko/forestry/ringyou/

浜松市では「地域材」を一定量使用した木造住宅を建築する方に対して助成されます。助成額は上限が25万円、FSC®森林認証材を使用した場合追加助成(10万円)あり。

【静岡県】住んでよししずおか木の家推進事業

http://www.s-kenmori.net/swood/oshirase/

静岡県内において木造住宅を取得(新築・増改築)もしくはリフォームすること。

  • 新築・増改築…しずおか優良木材等使用、50%以上
  • リフォーム…10m²以上使用
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